全国で唯一の“卯”の駅「卯之町」 ウサギづくしのメモリアルイヤーに注目!【愛媛発】
そんなウサギパワーにあやかろうと、愛媛・西予市の「卯(う)」之町では、さまざまなウサギたちがお目見えしている。
内木敦也アナウンサー:
西予市の卯之町駅に来ています。この「卯」という漢字が駅名に使われているのは、全国でも卯之町駅なんだそうです。そんなウサギの町で、2023年の干支「ウサギ」探しです
西予市の玄関口・JR卯之町駅は、2022年11月にリニューアルした。新しくなった駅舎は、まさにウサギづくし。ウサギがデザインされたちょうちんや門松などが利用者を出迎えている。
内木敦也アナウンサー:
おっ!これはやっぱりウサギです、発見しました。絵馬になっています
ウサギの絵馬は、卯之町駅のリニューアルにあわせて始まった新しいサービスで、駅前の複合施設「ゆるりあん」の事務所で販売されている。
ラソンブレ(ゆるりあん事務所)・近藤みずほさん:
ウサギが跳びはねる姿は、運気上昇や危機回避(を連想させる)。縁起がいいということで、跳びはねている姿をイメージしてデザインしました。これをきっかけにいろんなつながりができたり、いろんな人に卯之町に来てもらえたらいいなと思っております
JR卯之町駅を中心とする西予市宇和町卯之町。そもそもなぜ「卯」の町と呼ばれるようになったのだろうか。
内木敦也アナウンサー:
卯之町の名前の由来は何ですか?
西予市教育委員会スポーツ・文化課 兒玉洋志文化振興係長:
卯之町は、元々、中世に宇和郡を支配した西園寺氏の城下町から始まっています
卯之町は、戦国時代に西園寺氏が拠点とした松葉城の城下町「松葉町」が起源。江戸時代に記された文献によると、当時、松葉町は度々火災に見舞われていた。
そこで、今から400年近く前の「卯年」の慶安4年に町を移転したことをきっかけに、名前を「卯之町」に改めたといわれている。
内木敦也アナウンサー:
火事が起こって移転した先が、今の卯之町
西予市教育委員会スポーツ・文化課 兒玉洋志文化振興係長:
そうですね。今の開明学校の近くの町並みになりますね
内木敦也アナウンサー:
タイミングが卯年だったから「卯」が付いた「卯」の町っていう
西予市教育委員会スポーツ・文化課 兒玉洋志文化振興係長:
そういう説がございます
卯之町にとって名前の由来となった、卯年はまさにメモリアルイヤーとなっている。