国際芸術祭「あいち2022」閉幕 総入場者数44万1000人
会期中の総入場者数は約44万1000人(10月8日時点の速報値)。芸術監督を務めた片岡真実・森美術館館長は「それなりの手応えを感じている。多様な価値観が共存することを問いかけることができた」と総括した。
主会場の愛知芸術文化センターに入る愛知県美術館の展示室壁では閉幕日の10日、スロバキアの作家ローマン・オンダックさんの木の幹を切断し、それを1枚ずつ掛け続ける作品「イベント・ホライズン」の100枚すべてが壁に掛けられた。切断面には英文字で世界の出来事が記されていて、会期中は連日掲示が続き、10日は最後の1枚となる「イギリスEU離脱の国民投票を実施」(2016年)が現れた。
閉館時間の午後6時、大村秀章知事らが最後の入場者を送り出し閉幕した。【山田泰生】