視覚で涼しい階段アート JR熊谷・籠原両駅に登場 埼玉
市が11年度から暑さ対策として実施している「涼しさ体感アート事業」で、市内外から原画を募集。今年は62作品の応募があり、地元のアルスコンピュータ専門学校2年、橋本莉奈さん(19)の「納涼」など6作品が展示されている。
最優秀となった橋本さんの作品は、白い滝や青い川、緑の木々を背景に、夏に食べたいスイカとトマトをみずみずしく描いた。階段を下から見上げると1枚につながって見えるようにコンピューターグラフィックス化され、熊谷駅正面口階段(39段)の1段ごとの側面に特殊フィルムで貼られた。橋本さんは「暑い夏を乗り切りたいという思いで描きました」と話している。
他の5作品も熊谷駅南口と籠原駅の4カ所の階段で9月30日まで展示される。【中山信】