【8月11日~14日】今週末必見の“アート&デザイン”まとめ!
2000年に北川フラムを総合ディレクターに迎えて、今年で第8回目となる芸術祭。夏には〈越後妻有里山現代美術館 MonET〉の回廊に囲まれた池に中谷芙二子が《霧神楽》を出現させる。底面に描かれたレアンドロ・エルリッヒの《Palimpsest: 空の池》と響き合って幻想的な光景が楽しめる。閉村した旧小貫集落には磯辺行久がその記憶をとどめるアートを公開している。
浅間山麓にある長野・御代田町で、現在開催されている『浅間国際フォトフェスティバル2022 PHOTO MIYOTA』。自然の中で写真に触れるアートフォトの祭典は、今年、〈グッチ〉をメインスポンサーに迎え、さらなる写真の可能性へと切り込む。
直島を始めとする12の島と高松港など2つの港を船で巡りながら見る芸術祭。夏会期には小豆島でワン・ウェンチーやシャン・ヤンらの新作が、また豊島で冨安由真の新作が公開される。高松では〈高松市美術館〉で『みる誕生 鴻池朋子展』が開催中。また、高松港を見渡せる屋島には周防貴之が設計した〈高松市屋島山上交流拠点施設(愛称:やしまーる)〉がオープンしたばかりだ。
〈ルイ・ヴィトン〉の160余年の歴史を辿る『SEE LV』展。2020年にスタートした巡回展が、世界の各都市を旅し、4番目の寄港地として、ついに東京へやってきた。
7月22日から8月21日の約1ヶ月間、京都北部から兵庫にまたがる山陰地方に会場を設けて、食とアートの展覧会『ECHO あしたの畑-丹後・城崎』が開催中。
煉瓦の建物で経験する、デジタル表現のカッコ良さよ。現代の科学が解明した宇宙のデータ、ヒトゲノムの情報を体感できる映像とサウンドに仕立ててくれる。それは壮大な空間や悠久な時間に触れることになるのだ。
今回で5回目になるトリエンナーレ(3年おきに開催)形式の芸術祭。今回のディレクターは〈森美術館〉館長、片岡真実が務める。テーマの「STILL ALIVE」は河原温が1970年代から自身の生存を発信する作品として使用していたフレーズ。展示される作品もコンセプチュアル・アートの源流を探るようなもの、文字やテキストによるアートなどが並ぶ。