『【日本S】崖っぷちオリックスが逆転勝ち ジョーンズが代打V弾! 本拠神戸で4%の奇跡起こす!!』への皆さんの反応まとめ
【写真】9回、ジョーンズの劇的アーチ これがメジャーリーガーだ!
オリックスが、負ければ25年ぶり日本一を逃がす崖っぷちで逆転勝ちを収め、2勝3敗とした。
試合を決めたのは、勝負強いベテラン助っ人のジョーンズだった。5―5の9回先頭。守護神・マクガフの3球目、高めに浮いた直球をフルスイングだ。高々と待った打球は左翼席に着弾。今シリーズ自身5打席目での初安打は値千金の代打V弾となった。
中嶋監督の決断も吉と出た。安達に代わり、3年目・太田を今シリーズ初スタメンに抜てき。起用された若武者が期待に応えた。2―2で迎えた7回1死二塁の好機で、3番手・石山の2球目、外より137キロのスライダーをジャストミートし、右中間を真っ二つに破った。適時三塁打を放ち、渾身のガッツポーズ。SNS上で話題になっている“中嶋イリュージョン”がさく裂した。
主力も意地を見せた。先取点を許す苦しい展開だったが、1点を追う4回2死二塁で4番・杉本が中前適時打、再び1点ビハインドとなった6回は2死一、二塁から5番・T―岡田が右前タイムリー。クリーンアップが機能した。
投手陣は、先発の山崎福が落差の大きいカーブを軸としたテンポのいい投球で5回2/3を5安打2失点。そこから、成長株の吉田凌、富山とつないだが、3点を守る8回に勝ちパターンのヒギンスが山田に一時同点に追いつかれる3ランを浴びた。それでも、右肘手術から復活した山岡がシリーズ初登板で後続を断ち、再び勝ち越した9回はクローザー・平野が試合を締めた。山岡は6月1日の阪神戦(甲子園)以来の白星で、日本S初登板初勝利、公式戦プロ初の救援勝利となった。
過去の頂上決戦を振り返れば、2勝1敗から王手をかけたチームのV率は96%(24チーム中55年の南海除く23チーム)とヤクルト有利のデータが出ている。しかし、移動日を挟んだ27日の第6戦は1996年にシリーズ制覇を果たした本拠地・神戸(現ほっと神戸)で迎え撃つ。地の利を生かし、奇跡の扉をこじ開ける。報知新聞社