繊維の多様な世界を 東京・南青山でテキスタイルアートの展覧会
シルクや和紙から、古布や段ボールの端材まで、素材はさまざま。織物や染織、縫製など手仕事の技が施されたミニサイズの個性的なオブジェが披露されている。
「繊維の多様な世界を楽しんでもらおう」と、織造形作家の中野恵美子さんやファイバー(繊維)アーティストの椿操さんらによる実行委員会が中心となって企画し、今回で8回目。「デジタルの時代にあっても素材に向き合い、手でつくることを大事にしていきたい。小さな空間に込められた製作者たちの思いが伝われば」と中野さんは話す。
29日まで。問い合わせは同ギャラリー(03・3407・5610)。なお、12月5~10日に金沢展(金沢市の金沢21世紀美術館・市民ギャラリー)も開催。【明珍美紀】