『【3歳女児放置死】ゴミ屋敷化した自宅で稀華ちゃんが過ごした最後の8日間「放置は常態化していた」《母親が起訴事実を認める》』への皆さんの反応まとめ
【画像】ひび割れだらけの梯容疑者の自宅ベランダ窓
梯被告は、2020年6月、鹿児島に8日間の旅行に出た際、当時3歳の娘・稀華ちゃんを東京・大田区の自宅アパートに鍵をかけて放置し、脱水と飢餓で死なせた罪などに問われていた。
あまりにも痛ましい事件はなぜ起きてしまったのか。事件当時の記事を再公開する(初出:2020年7月11日 人物の年齢、肩書などは当時のまま)。
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3歳の長女、稀華(のあ)ちゃんに十分な食事を与えることもなく自宅に置き去りにして餓死させたとして、警視庁捜査一課は7月7日、保護責任者遺棄致死の疑いで東京都大田区在住の元居酒屋店店員・梯沙希(かけはしさき・24)容疑者を逮捕した。
自宅マンションは「ゴミ屋敷のような状態だった」 稀華ちゃんの死因は高度脱水症状と飢餓。部屋には空のパンの袋やペットボトルが散乱し、「ゴミ屋敷のような状態」(捜査関係者)だったという。
梯容疑者と稀華ちゃんが住んでいたのは、蒲田駅から徒歩5分ほどの、川沿いにあるマンションの1階だ。ベランダには壊れたベビー用品や成人用の黄色いサンダル、ゴミ箱などが放置され、雨風にさらされたためか薄汚れている。窓には大きなひびが入っており、すりガラスの窓越しにも、室内にビニール袋が積み上がり、ゴミが散乱しているのが分かった。「なんで私ばかり!」聞こえてきた怒鳴り声 近隣住民が語る。
「6月中旬の土曜日だったと思いますが、警察官が来て『●●号室(梯容疑者の自宅)の人を探しているのだが連絡が取れない。なにか知りませんか?』と聞かれました。月曜日には道路に規制線が張られて、鑑識っぽい人もいました。警察から『子供の声が聞こえなかったか?』と聞かれましたが、●●号室は夜でも電気がついていないし、本当にまったく生活感がなくて、いるのかいないのか、わからなかった。
警察にも話しましたが、コロナが流行る前、何日か21時から22時頃に若い女の人の怒鳴り声が聞こえてきたことがありました。●●号室かはわかりませんが『いいかげんにしろ! なんで私ばかり!』って」
稀華ちゃんが死亡した際、梯容疑者は知人男性と会うために6月5日から13日にかけ、鹿児島に滞在していたという。鹿児島から帰宅してから119番通報をするまでには約1時間のタイムラグがあり、稀華ちゃんを放置していた事実の発覚を恐れてか、知人男性との携帯でのやりとりの記録を削除したり、帰宅後に稀華ちゃんのおむつを新品に取り替えるなどの隠ぺい工作を施していたと見られている。次ページは:表参道でカフェ巡り 常態化していた放置前へ12次へ1/2ページ