博多祇園山笠クライマックスの「追い山笠」…4年ぶりの歓声を受け駆け抜ける
午前4時59分、太鼓の音が鳴り響く中、一番山笠・土居流が櫛田神社に山笠を奉納する「櫛田入り」を披露。「博多祝い唄」を唱和すると、桟敷席の観客の歓声を受けながら、勢いよく街中に飛び出した。
他の六つの流と上川端通の飾り山笠も次々と櫛田入り。舁き山笠は約5キロ先のゴールを目指して街を駆け抜けた。タイムは櫛田入り、コース全体ともに東流がトップだった。
昨年は沿道での見物自粛などを求めるコロナ対策の指針が設けられたが、今年は制限がなく、3連休の初日とも重なって大勢の見物客が詰めかけた。桟敷席で観覧した博多区の主婦(55)は「通常開催とあって舁き手たちの気合がより一層入っているようだった。とても勇敢で格好良かった」と話した。
追い山笠では、舁き手の男性(57)が、山笠にひかれて死亡する事故が起きた。