『新婚女性「カレーから下水のような異臭」…コロナ後遺症、半年たっても嗅覚は戻らず』へのユーザーの意見まとめ
【図表】コロナ患者の主な後遺症「下水のよう」京都市の女性が嗅覚回復のために嗅いでいる精油と服用する漢方薬(女性提供) 「コロナが治ってからも、こんなに嗅覚障害が長引くとは思っていなかった。『何で私だけ』と思い詰め、泣いてばかりだった」 昨年8月に感染が判明した京都市のパート従業員の女性(23)は語る。 感染時は、高熱と倦怠感が3日ほど続いたが、宿泊療養施設に入り、すぐに快方に向かった。ただ、熱が下がったと同時に何を食べてもにおいがしない、味がしないという状態に陥った。 味覚は徐々に回復したが、嗅覚は元に戻らず、カレーなど香りが強い食べ物には「下水のような異臭」を感じるという。結婚したばかりだが、自宅で料理をする時も味見ができず、「おいしい」が分からなくなったという。 耳鼻科に週1回通院し、治療費は月1万円以上かかる。医師からは「完治には1年以上かかるかもしれない」と言われている。 女性は「『コロナは重症化しないから大丈夫』と言っている若い人が多いが、治ってからも何か月、何年と後遺症に苦しむ人がいる。感染には本当に気をつけてほしい」と話した。支え必要に 厚生労働省によると、コロナに感染した人が、陰性となって感染状態から脱した後も、感染中に起きた症状が続くことを「後遺症」と見なしている。現状では、コロナ感染以外に理由がなければ後遺症と考える「除外診断」で判断している。 愛知県内に住む70歳代の女性は感染後、倦怠感や息苦しさといった症状に悩まされて1年半になる。 一昨年の夏に感染がわかり、入院。肺炎がひどく、一時は集中治療室(ICU)にも入った。約3週間後に退院したが、体の違和感は続き、現在も月に1度、呼吸器内科で血液検査やレントゲンを受けている。前へ12次へ1/2ページ