〈ドーバーストリート マーケット ギンザ〉カオスな10周年イベントの中身とは?
「美しきカオス」をコンセプトに掲げるコンセプトストア〈ドーバーストリート マーケット ギンザ〉が銀座小松の跡地にオープンしたのは、2012年3月16日のこと。今年10周年を迎える同ショップが、10月29日に国内外からデザイナーを迎えた大規模な周年イベントを開催する。舞台となるのは、全7フロアの館全体。1日限りのスペシャルイベントでは、限定品や新作の先行販売はもちろん、インスタレーションやワークショップ、トークショー、ライブまで、開店時間の12時から閉店まで目白押しだ。
例えば、1階は川久保玲がデザインする正⾯エントランスやエレファントスペースに一新され、〈ルイ・ヴィトン〉のメンズ アーティスティック・ディレクター、故ヴァージル・アブローのアーカイヴ・コレクションの特別展⽰と限定販売。2階ではサウンドデザイナー・⿊瀧節也によるDJパフォーマンス(18時30分~19時30分)、3階では蓮沼執太のライブパフォーマンス(14時~15時)を予定。7階では文楽の⼈形遣い・吉⽥簑紫郎と⼩説家の三浦しをんのトークショーや〈アルテック〉の名作スツールをカスタマイズするワークショップ(いずれも予約制)などなど。ここに紹介したものはごく一部で、まさに”カオス”な周年イベントとなっている。
なかでも押さえておきたいのは、6階で販売される10周年カスタマイズTシャツ。川久保玲によるオリジナルのボディ(タグはドーバー ストリート マーケット)を、〈グッチ〉や〈プラダ〉、〈ロエベ〉、〈クロムハーツ〉といった海外ブランドから〈サカイ〉、〈アンダーカバー〉などの国内ブランドまで、計44のブランドがアレンジ。上からプリントを載せたり、ぬいぐるみやパールをつけてみたり、パターンを組みなおしたり、ワンピースにしてみたり……とにかく自由すぎる解釈は見ているだけでも楽しめそうだ。