【7月の着物コーデ】夏のお出掛けは、絵羽織物が主役!おしゃれ上級者に見せる技
撮影=水田 学(NOSTY) ヘア&メイク=Eita(Iris) 着付け=小田洋子 モデル=立野リカ RINA 撮影協力=ACホテル・バイ・マリオット東京銀座 『美しいキモノ』2022年夏号より
小葵模様の地に鱗と亀甲模様を熨斗目に織り出した顕紋紗(けんもんしゃ)の着物。熨斗目(のしめ)の段は締め切り絣によるもので、経ぼかしも併用した手の込んだ逸品です。淡いピンク地に露芝模様を織り出した観音紗(かんのんしゃ)の袋帯を合わせ、透け感を楽しむ通好みの装いにしました。
<写真>着物と帯(錦の小袖・創琳 tel.075-414-1670) 帯〆(龍工房 tel.03-3664-2031) 帯あげ(みふじ/加藤萬 tel.03-3661-7747) バッグ92万1500円(アスプレイ/アスプレイ 日本橋髙島屋 tel.03-6281-8271) ぞうり3万8500円(四谷・三栄 tel.03-3351-2255)
流行色のグレーに裾だけえんじ色を配した、たいへん個性的な紋紗の織り絵羽。艶やかな地全体に紗綾形風の地紋が映え、注目されること間違いなしの着物です。黒地に笹模様の紗袋帯をポイントにしたコーディネートで、シックななかにも風情を取り入れて。
<写真>着物と帯(永治屋清左衛門/永井織物 tel.075-341-0300) 帯〆と帯あげ(絞彩苑種田 tel.0120-009-331) リング69万3000円(ブシュロン/ブシュロン クライアントサービス tel.0120-23-0441 ) バッグ47万8500円(ヴァレクストラ/ヴァレクストラ ジャパン tel.03-5615-2379) ぞうり3万8500円(四谷・三栄 tel.03-3351-2255)
上の2枚の写真は織りのメーカーによる着物。どちらも、ブラウン、グレーとシックな色調が織り模様を際立たせておしゃれ上級者の雰囲気に。草花模様などで季節感を演出するのではなく、透ける織り模様の生地の表情で涼感を醸し出す高度なおしゃれテクニックといえます。盛夏のお集まりやパーティに薄物の織り絵羽の着物で個性溢れる着こなしを楽しみましょう。