生徒足りない部活動は「近隣ペア」で 大阪府立高、来年度から
全日制高校を対象に、単独で十分な部員数を確保できない近隣校2校がペアとなり、まずは土日や長期休業中の部活動を合同で行う。将来的には平日への拡大も視野に入れる。
外部からの指導員も増やし、教員の負担軽減も図る。府教育庁は約150校中、80校程度でペアが組めると見込んでいる。
吉村洋文知事は会議後、「生徒の部活選択の幅を広げることと先生の働き方改革が目的。理解を得られるよう制度をブラッシュアップしていく」と述べた。
部活動指導が教員の負担になっているとして、文部科学省やスポーツ庁などは令和7年度末までに公立中学校の休日の部活動を学校外の民間事業者などへ移行するよう促している。スポーツ庁の担当者は大阪モデルについて「公立高校としては珍しい取り組み。課題解決に向けて進めてほしい」と話した。