92歳「伝説の大道芸人」ギリヤーク尼ケ崎さん、4年ぶりの京都公演
北海道函館市生まれのギリヤークさんは、38歳だった1968年10月から街頭で踊り続けてきた。70年代半ばからはフランスや米国など、海外にも活動の範囲を広げた。阪神大震災(95年)や米同時多発テロ(2001年)、東日本大震災(11年)の被災地でも鎮魂の踊りをささげてきた。
しかし近年は、手足が震えるパーキンソン病や背骨が曲がる脊柱(せきちゅう)管狭さく症などを患っている。こうした中、昨年8月に札幌市と北海道旭川市で、9月には横浜市で公演を行った。今年3月には腸を手術し、満身創痍(そうい)で京都公演に臨む。
関西では、主にゴールデンウイーク期間中、兵庫県尼崎市や大阪市、京都市、神戸市などで毎年公演を行ってきた。しかし、コロナ禍となった20年以降は中止を余儀なくされた。今年は、京都のみで復活公演を開く。
3日の公演は午後2時から。予約不要で観覧自由(無料)。大雨、荒天の場合は4日午後2時に延期となる。詳細はフェイスブック(https://www.facebook.com/Gilyakamagasaki)で確認できる。【後藤豪】