楽しくなければ、ジャズじゃない 「神戸ジャズ界の父」が生涯貫いた信条 息子は世界的ピアニスト 2023-04-05 「楽しくなければ、ジャズじゃない」を信条に、その人は生涯、鍵盤に向かい、神戸の街にうるわしい旋律を届けた。なでつけた髪に、二重まぶたの大きな目。演奏を終えると観客に向けにっと笑った。「神戸ジャズ界の父」とたたえられたピアニストでオルガン奏者の小曽根実(1934~2018)の歩みをたどり、彼が神戸に残したものを探る。