大阪公立大「大阪の成長に貢献」 運営法人・福島新理事長
福島氏は、3月末で退任した前理事長の西沢良記(よしき)氏の後任として4月1日付で就任した。任期は4年間。
会見では、公立大が大阪府立大学と大阪市立大学の統合により昨年4月に発足した経緯に触れ、「知の拠点として、新たな成長のステージへと飛躍・発展させることが使命、役割だと考えている」と語った。
理事長として取り組むテーマは、大学の国際競争力強化や企業から求められる人材の育成などを提示。若手の教職員らに大学の将来像を議論してもらい、経営に反映させる仕組みをつくる考えも示した。
経済界出身の福島氏は、大学と産業・経済界とのネットワーク構築に尽力するとした上で、「企業とウィンウィンの関係をつくり、大学発のスタートアップ(新興企業)の実績をあげるなどして、大学の成長に必要な財源を生み出す」と強調した。(井上浩平)