「朝鮮通信使」復元船が対馬に来航、記念式典…「日韓関係の架け橋に」
陸上自衛隊対馬駐屯地の隊員らが太鼓を演奏するなどして歓迎。比田勝尚喜市長は「この船は日韓交流の新たな象徴であると考えている」とあいさつした。乗組員9人を代表し、復元船を建造した韓国国立海洋文化財研究所の洪淳在学芸研究士は「船が日韓関係を結ぶ懸け橋になることを願っている」と応じた。
岸壁で出迎えたNPO法人「朝鮮通信使縁地連絡協議会」(対馬市)の松原一征理事長は、「船が建造された5年前から対馬への来航を待っていた。日韓の青少年たちを乗せて平和友好の交流、意義が広がるよう大活躍してほしい」と期待した。
江戸時代に朝鮮王朝が日本に派遣した外交使節団「朝鮮通信使」を乗せた木造船を復元した船。2018年に韓国で約200年ぶりに復元され、1日に対馬に来航していた。