長さ10mの大蛇の山車、頭を左右にふって口から花火…福岡県大牟田市で競演
江戸時代に悪疫退散を願って始まった祭りが起源とされる。新型コロナウイルスの影響で中止や規模縮小が続いたが、今年は4年ぶりに「祇園六山」と呼ばれる6基の山車が競演した。
22日は午後7時過ぎ、特設のおまつり広場に6基の大蛇山が集結。太鼓や鉦の音が鳴り響く中、法被姿の男たちが「ヨイサー、ヨイヤサー」の掛け声とともに長さ約10メートル、高さ約5メートルの山車を引き回した。大蛇が頭を左右に振りながら口から花火を噴き出すと、観客から歓声が上がった。
また、炭坑節などに合わせて踊る総踊りにも約1万人が参加。子どもを大蛇の口の中に入れて、無病息災を願う神事「かませ」にも多くの市民が列をなした。