東京のアートシーンで注目される若手作家、中村桃子と塚本暁宣による二人展がSAIで開催
「肖像」 をモチーフに各々のスタイルを展開し表現を続ける2人は現在、東京のアートシーンを中心に注目される若手作家だ。装画やアパレルブランドのテキスタイルイラストなどを手掛けるほか、広告やミュージシャンとのコラボレーションなど、スタイリッシュで物憂げな世界観が、さまざまなカルチャーシーンから注目を集めている中村桃子と、グラフィティー文化から刺激を受け、ポップ・ストリートカルチャーとキュビズムが融合したかのようなユニークなスタイルを確立する塚本暁宣。塚本は昨年、「ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ(BEDWIN & THE HEARTBREAKERS)」 の渡辺真史ディレクターが手掛けるショップ、「デイズ(DAYZ)」内で個展を開催しているため、昨年に続いて「ミヤシタパーク」内の展示は2回目となる。
同展のタイトル「A Walk in the Park」は「難しくない、簡単だよ」といった意味のスラング。軽妙なタイトルが、実験的な同展にバランスを取るかのごとく付与されている。展示には、100号を最大としてさまざまなサイズのキャンバス作品、ドローイングから立体作品まで、各作家の新作が登場する予定だ。
1991年東京生まれ。グラフィックデザイン事務所を経て、イラストレーター、アーティストとして活動。広告、装画、雑誌、音楽 、アパレルブランドのテキスタイルなど。スタイリッシュでエモーショナルな女性と、生き物の様な特徴的な花をポップな世界観で描く。
1989年生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。2016年に渡米し4年間のニューヨーク滞在を経て、現在は東京を拠点に国内外問わず多数の展示を行っている。
会期:2022年10月27日~11月6日(無休)
会場:SAI
住所:東京都渋谷区神宮前 6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F
時間:11:00~20:00