博多祇園山笠の「追い山笠ならし」…桟敷席に戻ってきた歓声、祝い歌も声合わせ
櫛田神社では午後3時59分、一番山笠・土居流の舁き山笠が境内に舁き入れる「櫛田入り」を披露し、「博多祝い唄」を歌い上げた。桟敷席の観客も唱和し、祭りのムードは一気に高まった。他の六つの流と「走る飾り山笠」の上川端通も続いた後、舁き山笠が街中へ繰り出し、本番より約1キロ短い約4キロを疾走した。
初めて桟敷席で見たという同市東区の会社員(52)は「マスクなしで解放感を味わいながら、山笠の活気を楽しめた」と笑顔を見せた。
舁き山笠行事は昨年も実施されたが、コロナ禍だったため、見物時はマスク着用を求め、神社でも大声を出さないよう促していた。