「江戸時代のしもつかれ」が漬物準グランプリ受賞
「江戸時代のしもつかれ」は、水煮した佐野市産大豆「里のほほえみ」と鬼おろし状にした宇都宮市産ダイコンを、五穀酢と白しょうゆの特製調味料でまとめた商品。江戸時代の文献を参考に現代の調理法で再現し、素朴ながらも素材を生かした味わいが特徴だ。今年2月に発売した。
栃木県の郷土食「しもつかれ」の文化と歴史を伝えようと、同県内4企業と専門家2人で結成したプロジェクトチームが、約2年間をかけて開発した。同社は「これから県の郷土食である本商品を全国に広めていきたい」と話している。
同大会は日本の伝統的な食文化の漬物を広めることなどを目的に毎年開催。全国から集まった漬物レシピの書類審査を経て、東京都内で実食審査を実施。彩りや味覚、安全性や価格などが審査された。法人の部への応募は106作品(浅漬・キムチ部門42作品)で、同部門のグランプリは若菜(愛知県)の「真鯛のミルフィーユ」だった。
アキモは「シャキシャキ食感 長芋キムチ」でも銀賞を受賞。これまでも平成31年に「にら辛みそ」、昨年は「プチカップ パリパリ醤油だいこん」がいずれも金賞を受賞していた。(松沢真美)