• Online Tools
  • - Calculators
    • Character Count
  • - Download
    • TikTok Download
    • DouYin Download
  • - Web Tools
    • BASE64
    • Base64 to Image
    • Image to Base64
    • URL Encoding
    • JavaScript
    • Timestamp
    • Unicode Converter
    • JSON Format
    • Modify Extension
    • Make List
    • CSS Optimizer
  • - Encryption Tools
    • MD5 Encryption
    • Random Generator
  • - Image Tools
    • Image Compression
    • QR Code Generator
    • QR Code Reader
    • Wallpaper Preview
    • Image EXIF
  • - Info Sheets
    • Blood Type Heredity
    • Clothing Sizes
  • [email protected]
DopuBox
  • English
  • Español
  • Français
  • 日本語
  • 한국어
  • 简体中文
  • 繁體中文
全部 ニュース Meta Code 文化・アート
千田嘉博のお城探偵 山覆い尽くす会津の名城 福島県・向羽黒山城
2023-05-14
千田嘉博のお城探偵 山覆い尽くす会津の名城 福島県・向羽黒山城

福島県会津美里町は、日本海へ注ぐ阿賀川(新潟県では阿賀野川)を境に会津若松市と接する町である。その阿賀川に面した白鳳山(岩崎山)に、戦国時代における東北屈指の名城、向羽黒山城(むかいはぐろやまじょう)がある。この山城はたいへん眺望に優れていて、城から北を眺めれば会津若松城や豊かに広がる会津盆地を一望できる。

1189(文治5)年に源頼朝が奥州藤原氏を攻めた奥州合戦で、神奈川県を基盤にした三浦氏は戦功を上げてこの地を得た。三浦氏はその後、蘆名(あしな)氏と名乗って勢力を拡大した。その蘆名氏がもともと居城にしたのは、現在の会津若松城の前身である黒川城であった。しかし1561(永禄4)年から蘆名盛氏(もりうじ)が向羽黒山城の築城を開始した。黒川城は当時、館城であったと推測され、盛氏は新たな拠点として山城を整備した。

戦国時代になると各地の大名は政治の拠点を一斉に山城へと移転していった。能登国(石川県能登地方)の畠山氏は、七尾市の能登府中の館城から1523(大永3)年頃に山城の七尾城に本拠を移した。近江国(滋賀県)の六角氏も1530年代に本拠を近江八幡市にある山城の観音寺城に移転した。こうした変化は列島で同時進行で起きていて、東北では福島県桑折(こおり)町を基盤にした伊達政宗の曽祖父・伊達稙宗(たねむね)が、1532(天文元)年頃に山城の桑折西山城を本拠にした。

室町時代から武士たちは、通常は平地の館で生活と政治を行い、軍事的危機には館に隣接して設けた山上の砦を用いた。館と砦の併用を根小屋式(根古屋式)と呼ぶ。戦国時代になって軍事的要請が高まると、山城が軍事機能に加えて生活や政治の拠点機能も統合した「戦国期拠点城郭」が成立した。蘆名盛氏の向羽黒山城の築城も、こうした戦国期の政治・社会情勢に対応したニュータイプの城だった。

ただし根小屋式から戦国期拠点城郭に一気に移行した訳ではなかった。公権力を象徴した館を残したり、山城内で大名が暮らした私的な山上御殿とは別に山麓に公的な御殿を併設したりした段階があった。そして1576(天正4)年から築城をはじめた織田信長の安土城で、山城の中枢部に大名の公・私の御殿群を集約した近世的な城郭構造が成立した。

向羽黒山城も城の麓近くに「盛氏屋敷」と呼ぶ屋敷跡があり、築城時はここが蘆名氏の公的御殿であった可能性がある。その後、盛氏は家督を譲って城内で暮らしたと伝えられるので、「盛氏屋敷」は時期によって使い方を変えたのだろう。

さて向羽黒山城のすごさは、全山を覆い尽くして壮大な戦国の山城跡が残っていることにある。しかも会津美里町が環境整備をしてくれていて、山中に残る屋敷や堀・土跡などの遺構はとても観察しやすい。とりわけ驚くのはこの山城が曲輪群を囲って防衛線を構成した横堀を3重に備えた点にある。横堀と組み合わせて要所に設けた強固な出入り口・枡形も見事で、まさに土の名城である。独自性の高い枡形の設計から考えて、現在確認できる向羽黒山城のかたちは、伊達政宗と激突した蘆名氏末期に完成したとみてよい。(城郭考古学者)

■向羽黒山城 戦国期に、会津を治めた蘆名盛氏が築城した天然の要塞。1589(天正17)年、蘆名氏は伊達政宗に敗れて滅亡するが、城は政宗、蒲生(がもう)氏郷、上杉景勝らが改修し使用した。城跡には空堀や土塁などの遺構が数多く残され、山の中腹まで車でアクセスでき駐車場も備える。平成13年、国指定史跡となる。一帯は白鳳山公園として親しまれている。

ソース元URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/2393dd85ce006c5e146e597b63ae6602e6a2fc9f

Other Tools
  • Character Count TikTok Download DouYin Download BASE64 Base64 to Image Image to Base64 URL Encoding JavaScript Timestamp Unicode Converter JSON Format Modify Extension Make List CSS Optimizer MD5 Encryption Random Generator Image Compression QR Code Generator QR Code Reader Wallpaper Preview Image EXIF Blood Type Heredity Clothing Sizes
  • <司書のコレ絶対読んで>「王さまと九人のきょうだい」君島久子訳、赤羽末吉絵
    2024-05-29

    歯科医師の技術で愛好家も納得するサウナを細部まで再現するミニチュア作家
    2024-05-30

    囲碁、一力遼本因坊が初防衛 余正麒破り三冠堅持
    2024-05-30

    意思疎通うまくいかず信頼関係失われた
    2024-05-31

    黒柳徹子さん、北京で特別授業 「日本語勉強続けて」
    2024-05-31

    【6月1日~2日】週末必見の“アート&デザイン”まとめ!
    2024-06-01

    鳥取・大山でたいまつ行列 夏山開き前夜祭
    2024-06-01

    <今週の本棚・次回の予定>6月8日の毎日新聞書評欄は『新装版 ペルーからきた私の娘』ほか
    2024-06-03

    写真家たちは強大な権力の抑圧にどう抗ったのか。バルト三国の写真家に焦点を当てる展覧会をレポート
    2024-06-04

    「ロバート」秋山さんが鳥取PR イリュージョニストに扮し
    2024-06-04

    「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」(東京国立近代美術館)開幕レポート。トリオで再発見する3館のコレクション
    2024-06-05

    アートフェア東京、次回は2025年3月に開催決定
    2024-06-04

    今週末に見たい展覧会ベスト12。山武市百年後芸術祭、版画の青春、北斎に三島喜美代まで
    2024-06-04

    「犬派?猫派?」(山種美術館)開幕レポート。初公開から名作まで勢揃い
    2024-06-04

    田名網敬一「TANAAMI!! AKATSUKA!! / 45 rpm」展、集英社マンガアートヘリテージ トーキョーギャラリーで開催
    2024-06-04

    105歳で死去した画家弥勒祐徳さん おごらず、黙々と、ひたすらに神楽など描く
    2024-06-05

    岡田将生の初ブランド「IN MY DEN」始動、第1弾グッズの受注販売がスタート
    2024-06-06

    田名網敬一が新作の巨大インスタレーションを発表へ。世界初の大規模回顧展「田名網敬一 記憶の冒険」
    2024-06-06

    写真家の吉田ルイ子さん死去 「ハーレムの熱い日々」
    2024-06-06

    なぜ、いま「先住民の現代アート」なのか? 『美術手帖』2024年7月号は、「先住民の現代アート」特集
    2024-06-06

    ©  Dopu Box
    💛