水の都“大阪”で現代アートを満喫する、夏のアートフェア。
北加賀屋の2会場では「Expandedセクション」と題して20組の作家による大型作品やインスタレーションを展示・販売する。〈クリエイティブセンター大阪〉では「もの派」の中心的存在である菅木志雄、雪や霧から生じる余白や古物との相互関係を扱うシーズン・ラオらが登場。〈kagoo(カグー)〉でのartists for streetsummit 2023 Dotmasters & 久村卓はさまざまな問題を抱えた地球を暗示するかのような小屋を見せる。ケビン・ハイスナーのカラフルなオブジェは禅からインスピレーションを得たものだという。
〈大阪市中央公会堂〉では「Gallerieセクション」と題された、ブース形式のフェアが開かれる。28日は招待者・プレス関係者のみ、29日・30日が一般公開となる。地元大阪からは〈TEZUKAYAMA GALLERY〉、〈サードギャラリーAya〉、京都からは〈イムラアートギャラリー〉、〈MORI YU GALLERY〉などが参加。愛知の〈ケンジタキギャラリー〉や〈AIN SOPH DISPATCH〉、東京の〈MEM〉、〈タグチファインアート〉、〈GALLERY KOGURE〉なども楽しみだ。価格は数万円から、と手の届く値段のものも多いからコレクション初心者にも入りやすいだろう。