6月に見たい全国おすすめ展覧会20選! サグラダ・ファミリア、古代メキシコなど
スペインのバルセロナで活躍した建築家アントニ・ガウディ(1852-1926)。本展では、彼の代表作であり、完成が見えてきたサグラダ・ファミリアに焦点を絞り、その建築プロセスを通じて彼の建築思想や創造性に迫る。ニュースはこちら。なお本展は滋賀・佐川美術館、名古屋市美術館にも巡回予定だ。
会場:東京国立近代美術館
会期:6月13日~9月10日
メキシコは35の世界遺産を有し、なかでも古代都市の遺跡群が高い人気を誇る。本展は、独自の展開を遂げたメキシコ古代文明のなかで、「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」という代表的な3つに注目。マヤの「赤の女王」などを筆頭に、古代メキシコの至宝約140件が集結する。
会場:東京国立博物館
会期:6月16日~9月3日
国立新美術館では、中国出身の作家、蔡國強(ツァイ・グオチャン/さい・こっきょう、1957-)の大規模な個展が、サンローランとの共催のもと開催される。蔡は東洋哲学、社会問題を作品の基本コンセプトに、火薬絵画、インスタレーションや屋外爆破プロジェクトなどを発表してきた。本展では、彼の作品「原初火球」を宇宙の誕生になぞらえ、その制作の全貌に迫る。
会場:国立新美術館
会期:6月29日~8月21日
19世紀末から第一次世界大戦の勃発まで、「ベル・エポック」の時代として芸術を生み出す活気に溢れていたフランス。その影響もあって、20世紀初頭においてフォーヴィスム、キュビスムといった新たな絵画のスタイルが展開され、抽象表現へ向かうことになった。本展はそんなフランスの戦前から戦後にかけての抽象表現の動向に注目しつつ、さらに日本の実験工房や具体など、世界中で同時多発的に興った抽象絵画の歩みを展望する。
会場:アーティゾン美術館
会期:6月3日~8月20日