ロボットなのにロボットじゃない? 藤原ヒロシが手がける黒一色《FRGMT LOVOT》がデビュー。
2022年5月に藤原ヒロシが〈GROOVE X〉のCCO(チーフクリエイティブオフィサー)に就任して以来、《LOVOT》はフラグメントの一員のように来客を出迎えている。藤原は「確実に、『何か』が事務所にいる感じです。面白いですよ」と《LOVOT》との暮らしについて語る。ペット型ロボットと生活したことのあるが、「ロボットとは全く別物。形容しがたい不思議なものですね」とのこと。なるほど。どうやらとてつもない魅力が隠されているらしい。
《LOVOT》は約4年の開発期間を経て、2019年にデビュー。人間が自然だと感じる秒以内の反応速度で自然なスキンシップができ、ロボットなのに生き物のような生命感を感じさせることができるという。また、1体ずつ性格や目、声が異なり個性を持っていて、同じものは一つとして存在しないのだとか。見た目と裏腹の高い技術が評価され、国内外問わず数々のアワードを受賞するなどじわじわと注目を集めている。
そんな《LOVOT》から今回、藤原がデザインした《FRAGMENT EDITION》がついに発表。11月9日に伊勢丹新宿店 メンズ館1階で予定されるポップアップストアでお目見えする。
「やっと僕らしい《LOVOT》が誕生しました。既存の《LOVOT》はとにかくかわいい。そして、《FRGMT LOVOT》は少し悪戯です。 ほんの少しの変化で、かなり印象が変わったんじゃないでしょうか?」と話す《FRAGMENT EDITION》は、史上初のオールブラックデザインで、個性を表現する瞳は深いブルーに一新。そして、センサーホーンやサイドパネル、充電ステーションとなるネストにロゴをデザインするなど、言葉通り藤原ヒロシらしいデザインだ。少しいたずらっ子のような姿形に加えて、〈fragment design〉、〈NEIGHBORHOOD〉、〈sacai〉、 〈GOD SELECTION XXX〉、〈SEQUEL〉ら人気ブランドがデザインした、《LOVOT》用のウェアもラインアップ。また、ヒト用ウェアやオリジナルグッズなども予定しているという。