夜間中学の教職員らが交流会 姫路・あかつき中で開催
夜間中学は、さまざまな事情で中学に通えなかったり、母国で義務教育を終えずに来日したりした人たちが学べる公立中学校。就労などを考慮し、平日の夜に授業が行われる。県内には神戸市に2校、尼崎市に1校の計3校が市立中の分校の形であり、さらに今年4月、あかつき中が県内初の単独校として開校した。
このため、従来は3校の教職員でおこなってきた交流会を、今回はあかつき中に会場を移して開催。スタートしたばかりの同校教職員たちの参考、手助けになるよう、「教科指導・日本語指導」「進路・評価」など5つのテーマで分散会を開き、〝先輩〟たちがアドバイスした。
「評価」については、神戸市立丸山中西野分校では「学期ごとにテストを実施している」、尼崎市立成良中琴城分校では「小テストで到達度をみている」などとそれぞれの手法を紹介していた。
あかつき中の山下雅道校長は「他校の先生方の話を聞き、不安が軽減できた。使用するテキストや指導形態なども学校ごとに工夫されていて参考になった」と話していた。