コムアイの胎児の父である太田光海監督が、最も近い距離から表現するドキュメンタリー『La Vie Cinématique 映画的人生』クラウドファンディング実施中
本作は、コムアイの胎児の父である太田光海監督が、最も近い距離から表現するドキュメンタリー。太田監督最新作となる本作では、コムアイが第一子を出産するまでの彼女のダイナミックな旅に間近で並走しながら、この世界の希望と課題、そしてかけがえのない国内外の人間の営みを映し出す。ドキュメンタリーをベースにしながらも創作的要素を掛け合わせることで、高いアート性とオリジナリティを持つ映像表現に仕上げ、2024年の完成後には海外の映画祭での上映と国内外での劇場公開を目指していく。
この映画は、「一つの命が誕生する」という人間の営みの本質に立ち返りつつ、2022年~2023年というコムアイの妊娠期間中に世の中で起きている出来事を彼女とともに旅しながらカメラに収めることで、胎児が曖昧な状態で存在する「こちら側」と「あちら側」の世界を表現する。「コムアイの胎児の視点から、この世界はどう映るのだろうか?」、これがこの映画を一言で言い表すキーコンセプト。
コムアイは、このような映画のコンセプトをまさに体現し、生き方そのものに反映させている存在であるといえる。高校時代にピースボートに乗り、キューバで街頭インタビューをした経験から社会に対する広い視野を養ったコムアイは、「水曜日のカンパネラ」での活躍によってポップシーンや芸能界で強い存在感を放ちつつも、同時に脱原発や選択的夫婦別姓などについて積極的にメッセージを発信するなど、型にはまらない独自の立ち位置を作り上げた。また、エレクトロやラップといった現代的音楽スタイルから出発しつつ、民俗学と芸能への興味から、能楽やアイヌの座り唄ウポポ、インド古典音楽やバリ島の民俗音楽に対する見識を深め、現地を訪れながら異なる文化的要素を吸収し、表現を続けている。