注目アーティスト・寒川裕人「ユージーン・ルーム」が公開
1989年、アメリカ生まれの現代アーティスト・寒川裕人(かんがわ・ゆうじん)によるアーティストスタジオ「ユージーン・スタジオ」は、ペインティングやインスタレーションなどの作品で、これまでに国内外のさまざまな美術館やギャラリーで展覧会を開催。昨年、東京都現代美術館で開催した個展「ユージーン・スタジオ 新しい海 After the rainbow」(2021-22年)では、館内のアトリウムを水で満たした巨大なインスタレーション『海庭』が話題を呼んだ。
この『海庭』の空間をアーカイブするため、同展の会期中、鏡に映り込む同作を小さな鏡に描いた「海庭のドローイング」シリーズを制作。このたび、MAKI Gallery 天王洲I, 東京に開設した「ユージーン・ルーム」で公開する。
さらに、同フロア内のMAKI Collectionでは、このたびコレクションに収蔵された寒川の代表作も展示。真っ白なキャンバスに口づけされた「ホワイトペインティング」シリーズや、無数の点描によって表現された肖像画「レインボーペインティング」も公開されている。
この機会を、ぜひお見逃しなく。