GINZA SIXの吹き抜けアート。ジャン・ジュリアンの新作「The Departure」が登場
ジャン・ジュリアンの新作《The Departure》だ。GINZA
SIXの吹き抜けアートにはこれまで草間彌生、塩田千春、名和晃平などが巨大インスタレーションを手がけており、今回で8代目の作品となる。
ジャン・ジュリアンはフランス出身でロンドンを拠点に活動するビジュアルアーティスト。イラストや写真、動画、インスタレーションなど幅広い分野で活躍している。新作《The
Departure》はジュリアン作品のなかでも初の空中インスタレーションとなる。
ジュリアンの作品に登場する「PAPER
PEOPLE」は2021年の個展で生まれた「自分を生み出そうとしたクリエイターに見捨てられたことに気づき、心細さから、紙で仲間を生み出そうと閃いたキャラクター」だ。本作タイトルは「出発」を意味し、PAPER
PEOPLEが空飛ぶ紙の絨毯に乗って世界探検の旅へ出発するというテーマが込められている。
GINZA SIXでの新作展示について、ジュリアンは次のように期待を寄せる。「《The Departure》は『PAPER
PEOPLE』物語の第3章。紙の切り抜きシンプルさは、誰もがアクセスでき、子供の頃の遊びを思い起こさせますが、時として日常的なスケールを超えて観るものを新鮮な驚きの中に引き込むことがあります。商業施設でのインスタレーションは美術館とは異なり、展示を知らずに来る人が多い。そういう人たちの純粋な驚きを期待しています」。