首里織物の宮平初子さん死去 人間国宝、琉球王国時代の技法 2022-03-09 琉球王国時代の首都だった那覇市・首里地域を中心に伝わる「首里の織物」の織り手で、人間国宝の宮平初子(みやひら・はつこ)さんが7日午後10時57分、老衰のため沖縄県八重瀬町の南部徳洲会病院で死去した。99歳。那覇市出身。自宅は那覇市首里汀良町。告別式は12日午後2時から同県豊見城市高安560の1、セレモニーホールとみしろで。喪主は長男一夫(かずお)氏。 首里の織物は、琉球王国時代に士族の女性の間などで受け継がれていたとされる華やかな織物。1939年に県立女子工芸学校を卒業後、東京の日本民芸館などで染織技法を学んだ。 98年に人間国宝に認定された。