鍵盤押したら音と香り放たれるアートなオルガン…低音はバニラなど、高音はラベンダーも
タスコは舞台制作や機械製作、デザインなどを手がけ、企業や団体と協力した芸術作品も制作している。展覧会では約20作品を展示。作品の仕組みを記した設計図のようなパネルも紹介している。
幅11メートルの「パフューマリー・オルガン」は、オルガンの前に音階をイメージした香料が入った22個の瓶が配置され、鍵盤を押すと瓶の蓋が開き、音とともに香りが放出される。会場では30分ごとに自動演奏が行われ、低い音ではバニラなどの濃厚な香り、高い音ではラベンダーなどの軽やかな香りを漂わせている。
札幌市の町並みを再現したジオラマが暗い部屋に設置された「札幌ループライン」は、ライトをつけた電車が町中を走る。建物の影が流れるように壁に映し出され、夕暮れ時のような雰囲気を醸し出している。
そのほか、水の代わりに金属の玉がモーターとスロープで動く「ししおどし?!」や、3色のマットを踏むと鳴る音に合わせて300個の電球の光り方や流れる音楽が変化する「ル・ディスコシャンデリア」など、親子で楽しめる作品が並んでいる。
観覧料は一般1100円、中高生800円。小学生700円、未就学児無料。問い合わせは、同センター(0985・22・3115)へ。