「アートフェア東京」が2023年の会期を発表。海外参加ギャラリーが増加
来年のアートフェア東京の出店者総数は144と、昨年の150から微減。いっぽうでその内訳として海外ギャラリーが増加し、昨年の3軒に対し7軒となった。上海のギャラリー「Pearl
Lam Galleries」、イラン・テヘランをベースに活動する「SARAI Gallery (SARADIPOUR)」、ロンドンをベースにする「Unit
London」が参加。また、台湾を拠点とする「YIRI ARTS」、香港やロサンゼルスを拠点とする「OVER THE
INFLUENCE」も昨年に引き続き参加する予定だ。
また、2023年は久々に参加するギャラリーも多い。「西村画廊」が9年ぶり、「カイカイキキギャラリー」が15年ぶり、「一番星画廊」が12年ぶりの参加となる。
加えて、今年も「ギャラリー玉英」「名古屋画廊」「小林画廊」「Yoshiaki Inoue
Gallery」「シュウゴアーツ」「タカ・イシイギャラリー」「タグチファインアート」「ミヅマアートギャラリー」「GALLERY KOGURE」「美術工藝
丹中」など、長年参加しているギャラリーが名を連ねる。
同フェアのコミッティを務める小山登美夫ギャラリーの小山登美夫は、開催に向けて次のようにコメント。「作品を購入することは、社会のなかでのアーティストの活動の出発点となり、アーティストの種がまかれるということになるんです。ギャラリーはそうした種まきをしているんですよね。あとはその作品がどのように社会のなかで受け継がれていくか、これがアートの一番面白いところ。そこまで楽しんでいただければ嬉しいですね」(アートフェア東京プレスページより)。
また、同じくコミッティを務めるMAHO KUBOTA
GALLERYの久保田真帆は、とくに女性のアート購入に関して次のようにコメントしている。「アートコレクターは世界的に男性が多いのが現状ですが、ギャラリーを訪れるお客様には女性も沢山いらっしゃいますし、ご覧になったアートを独自の視点でSNSなどで発信して下さいますね。アートフェア東京にも女性のお客様に多く来ていただきたいし、カップルや友人同士で相談しながら購入するなど、そんな風に皆さんに楽しんでいただければと思っています」(同上)。