昨年196年ぶりに復帰した「鷹山」、曳き初め…祇園祭の後祭
後祭の11基のうち鷹山、大船鉾、南北の観音山で実施。昨年は白木で巡行した鷹山は、約800万円かけて屋根を支える四本柱や 囃子(はやし)方が座る 欄縁(らんぶち)に漆を塗り、黒光りして荘厳な雰囲気になった。
祇園囃子が響く中、三条通を東西に往復。初めて引いた米国人留学生(27)は「思ったより力が必要。漆塗りや織物に興味があり、感動した」と汗を拭った。
鷹山保存会の山田純司理事長(69)は「漆塗りは鏡のようにきれいな仕上がり。疫病退散を願い巡行に臨む」と意気込んだ。