片付けの基本「モノには住所」…住所不定のプリント類「理系夫」の処理方法がスゴイ
「『平面』を家の中にたくさん作るにはどうしたらいいのかな」
超散らかっているリビングにいよいよ着手した二人。モノであふれたダイニングテーブルを前に「何から始めたらいいのかわからない」というくぼさん。だが理系脳を持つ夫は素早かった。
ゴミを捨てて、食器は戻して、書類を一カ所に寄せ、あっという間にテーブルの上にすっきりした空間をつくった。そしてすっきり見せる極意をこう説く。
「スッキリした空間を作るには部屋の中に『平面』をたくさん作るのが重要」。そのためには、やはり基本の「モノは元に戻す」なのだ。
二人は散らかっているモノを一カ所に集め、「住所あり」「住所なし」に分ける。
しかしまたここで問題が発生する。行き先がはっきりしているものをしまえと言われても、おもちゃ入れも衣装ケースもすでに定員いっぱい。「少ないスペースにたくさん詰められる私ってエライ!」そう思っていたくぼさんは、それが収納ではなく、スーパーの詰め放題と同じことをやっていたのに気づく。
モノの置き場所を決めて、あるところに戻す。入りきらない分は処分する。
片付けの基本はごくシンプルなのに、なぜ途中で挫折してしまうのだろう。だがくぼさんは成功した。そうして手に入れた「すぐに片付く家」はその時限りではなく、今も続いているという。
私たちの多くはなぜ一度はきれいにできてもまたリバウンドしてしまうのだろう? くぼさんにリバウンドさせない理由をうかがった。