埼玉中高入試最新動向 高校受験学習法 栄光ゼミ担当者に聞く
はじめに取り組みたいことは、教科書を読んだり、ノートを確認したり、重要事項を書き出したりする、内容を覚えるための勉強です。その後、教科書ワークなどを活用して、問題演習に繰り返し取り組み、問題を見た瞬間に解けるような状態にしておきましょう。
定期テストを終えたら、振り返りを行うことも重要です。特に、思うようにいかなかった教科や単元はすぐに教科書やワークに戻って、確認をするようにしましょう。できなかったところをできるようにすることが勉強ですから、これほど効果的な勉強はありません。
また、定期テストを終えたら、夏休みの準備期間として、自分の取り組むべきものをリストアップしておくと良いでしょう。加えて、週単位程度で計画表を作成しておくと進行管理がしやすいので、おすすめです。
では、具体的にどのようなものをリストアップしていけばよいでしょうか。まずは、中学校から課される「夏休みの宿題」を盛り込みましょう。なるべく早めに終える計画にしておくと、気が楽になります。次に、自分が苦手にしている教科や分野の復習です。苦手分野の洗い出しは定期テストや模擬試験で正解できなかったところが目安になります。
それから、計画の立て方にもコツがあります。漠然と国語の学習をする、数学の学習をする、などではなく、「テキストの○ページから●ページまで」など詳細な内容とし、どのくらいの時間で終わらせるか、まで具体的に計画を立てられると、スムーズに学習が進められます。(栄光ゼミナール高校入試責任者・松田裕太郎)