〈ヤザワミート〉が食を総監修! 白馬村に誕生した美味なるオーダーメイドホテル。
国内外で黒毛和牛の卸や肉料理店〈焼肉ジャンボ白金〉や〈ミート矢澤〉などを展開する肉界の猛者〈ヤザワミート〉が、ラグジュアリーホテルのプロデュースに乗り出した。
昨年12月、長野県・白馬村にオープンした〈カノリーリゾーツハクバ〉は、延べ床面積400平方メートル、庭は広さ1000平方メートルという広大なホテル。このスペースを、1日1組で貸切にして使用するというから驚きだ。近隣のスキー場でスキーやスノーボードを楽しんだ後温泉の露天風呂に浸かったり、近隣の食材を買って付属のキッチンで調理し庭にテーブルを出して食べるなど、思い思いに過ごすことができる。
デザインを担当したのは、京都と東京を中心に活動する設計・デザインチーム〈GENETOアーキテクツ〉。白馬三山に見立てて三角屋根の2階建ての建物を3棟連ね、内2棟を宿泊部に。イタリアの照明デザイナー、ディエゴ・マーディガンの特注の照明を入れ、内装に長野の鉄平石を組んだ壁を使うなど、細部までこだわってラグジュアリー感を演出した。
もっとも注目すべきは「食」の部分。ヤザワミートが総監修し、朝、昼、夜、すべてにここだけでしか出合えない体験を提供する。三角屋根の最後の1棟は併設のレストランになっており、1階はヤザワミートが厳選した黒毛和牛のステーキが食べられるステーキダイニング〈灼麓館〉だ。
〈レフェルベソンス〉のヘッドシェフとしても活躍した長屋英章シェフが作りだすのは、ヤザワミートが厳選した極上のサーロインステーキを中心としたフルコース。薪と炭を使う特注の「灼き台」を使い、外はしっかりと香ばしく、中はすっとナイフを引くだけで切れてしまうほど柔らかく焼き上げる。その超絶妙な焼き加減のステーキを食べるだけでも、こちらに訪れる価値がある。