『馬の足首を縛って転ばせ…韓国の大河ドラマ撮影中の「動物虐待疑惑」に批判が殺到』へのユーザーの意見まとめ
【動画】馬が頭から地面に突っ込み…動物虐待が疑われる撮影の様子1月19日、動物愛護の普及啓発をする団体「動物自由連帯」がInstagramに抗議文を投稿。問題となっているのは、11月2日に撮影された第7話の中でキム・ヨンチョル扮するイ・ソンゲが馬から落ちるシーン。
同団体は、CGなどの映像技術が発達しているにも関わらず、生きた動物を実際の撮影に用いている点を指摘。
足首をワイヤーのようなもので繋がれた馬が頭から地面に突っ込む様子が収められた動画を公開し、「動物を小道具扱いするKBSの行動に失望せざるを得ません」と強く批判。KBSの大河ドラマは2016年以降休止となり、『太宗イ・バンウォン』は5年ぶりの大河ドラマとして注目を集めていた作品。
動物虐待の疑惑について、KBS側は20日に謝罪文を発表。撮影中の事故であり、当該シーンの撮影後に馬が自力で起き上がったことから問題がないと判断したと説明。しかし、その馬は撮影から約一週間後に死亡していたことが明らかに。
「制作陣は数日前から万が一に備えて準備し、確認を行いましたが、実際の撮影では俳優が馬から遠いところに落ち、馬が地面に強くぶつかる事故が発生しました。事故直後、馬が自ら立ち上がり、外見上でも負傷がないと確認したため問題ないと判断しました」
「馬の状態を心配する視聴者が増え、馬の健康状態を改めて確認したところ、残念なことに撮影の約一週間後に亡くなっていたことが確認されました」
「このような残念なことが発生し、深く責任を感じています。撮影中の事故を防げず、不幸なことが起きてしまった点を視聴者の皆様に心よりお詫び申し上げます」
その後も、視聴者からはドラマの打ち切りを求める声が殺到。韓国大統領府の国民請願掲示板にも、『太宗イ・バンウォン』の放送中止を訴える文章が掲載され、21日午後までに7万7,000人以上が署名に参加している。
韓国セレブたちも自身のInstagramアカウントに動物自由連帯の投稿をリポスト。女優キム・ヒョジンは「本当にひどいです」と批判し、『椿の花咲く頃』のコン・ヒョジンも「心がとても痛む」とコメント。
そのほか歌手兼ミュージカル女優のIVYも「あまりにショック」と怒りをあらわに。
今後、『太宗イ・バンウォン』は2週連続で放送休止されるとのこと。出演俳優陣のSNSにも抗議が殺到するなど大きな波紋を呼んでいる。