「円珍文書」世界の記憶登録審議 ユネスコ、白山ジオパークも議論 2023-05-23 パリで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)執行委員会は24日の審議を始めた。重要な文書や絵画などを保護する「世界の記憶」として、密教の教えを平安時代に中国から日本に持ち込んだ高僧・円珍ゆかりの文書を新規登録するかどうか議論。石川県白山市の自然公園「白山手取川」の世界ジオパーク認定の可否も決める。 世界の記憶の登録が決まれば国内8件目。「南京大虐殺」関連資料の登録をきっかけに日本が改革を求め、新たな審査制度が導入されてからは初めて。ジオパーク認定は国内10例目となる。 日本が申請したのは「智証大師円珍関係文書典籍―日本・中国の文化交流史―」。