【インタビュー】デザイナー・柳原照弘の思考を可視化した神戸の新拠点〈VAGUE KOBE〉一部公開中。
クリエイティブディレクターとして有田焼の価値を再構築し、国内、海外での広域に渡る展開を実現させた〈1616 / arita japan〉、16組の日本と海外のデザイナー達が参画し、佐賀県とオランダを繋ぐ世界を股にかけたプロジェクト〈2016/〉などはその最たる例と言えるだろう。
「デザインの仕事は当然ひとりではできないし、新しいものをただ作るだけじゃない。何かを作るには、作る場所にいる人たちが必要だから、作る。その根幹を深く知らないままでは自分は受けられないですね。その土地が持つ、歴史、文化、根付いてきた慣習、暮らす人々。そういったことを、純粋に知りたいっていう本能欲求に導かれている感じです」