公共トイレの課題を解決 役所さん映画、アートで
多様性のある社会の実現を目的に「暗い、汚い、臭い」といった課題がある公共トイレを誰もが気持ち良く使えるように生まれ変わらせるプロジェクト。安藤忠雄さんや隈研吾さん、佐藤可士和さんら16人の建築家、クリエーターが参加して渋谷区内の17カ所の公共トイレをデザインした。
ベンダース監督も昨年5月、東京都内で記者会見。「社会的な意義のある企画だと思った。英語で『レストルーム』であるトイレが、真の意味で休む場所となるような物語をつづりたい」と映画製作への意気込みを語っていた。役所さんは寡黙なトイレ清掃員役だった。
昨年10月に実施された「パーフェクトデイズ」の撮影には、快適な空間へと変わったトイレが使われた。今年3月までに全て設置が完了した。