新たなギャラリーYOD TOKYOが東京・原宿にオープン
大阪のギャラリー・YOD Gallery、YOD Editionsの2店舗の融合体として、この度3店舗目となるYOD TOKYOが、原宿通りとキャットストリートの交差点にあたる角の1階に誕生。写真、絵画、彫刻、インスタレーションなど、ジャンルを問わず展覧会を積極的に開催し、次世代の新たな文化の発信地としてさまざまな活動を行うという。
オープニングを記念した展覧会「Itʼs Gonna Be Awesome!!! Part 1」では、80年代のカルチャーやアニメ、漫画、日本古来の神話などと自身のルーツを融合させた10名の作家の作品を紹介した。続いて7月22日(金)より開催中のPart 2では、20代前半から30代前半の若手作家のフォーカスし、次世代の作家たちによる新たな絵画表現を紹介する。
絵具から抽出した色と光の調合により、幻想的なイメージを描き、神話の錬成を行う後藤夢乃。ある風景が記憶の中で不確かになっていく現象に着目し、独特の色彩感覚で風景を描く白石効栽。また、漫画の表現形式を用いた絵画を制作し、コマの中に描かれた瞬間の芸術性を探求した東春予や、『固定概念のアップデート』をコンセプトに、映像や写真をバックグラウンドとする多角的な視点を平面の肖像画に凝縮させた三澤亮介など、それぞれ絵画の域を越境した表現に挑む。新たなスペースの今後とともにぜひ注目を。
※掲載情報は7月22日時点のものです。
開館日や時間など最新情報は公式サイトをチェックしてください。
Text:Akane Naniwa