渋谷教育学園の部活動をミクシィが支援 プログラミング学習コンテンツを提供
初回の6月7日には、中高生部員約30人にプログラミング言語「Python(パイソン)」に関する同社オリジナルテキストを提供。同社によると「一般的には中学生には難易度が高い内容」という。
同社開発本部の田那辺輝(たなべ・あきら)さんの「資料ドライブにアクセスして、デスクトップにコピーしてください」を合図に、生徒たちがアプリ開発などの前提になる基本構文の練習などに取り組んだ。
ミクシィによる同校の支援は渋谷区を通じたもので、昨年に次いで2回目。高校2年生で部長の吉岡恵吾さんは「今年は、僕の方から『(データをコードに置き換えて符号化する)コーディングを多くしてください』と改善をお願いしました」と語った。
同校は毎年40人前後の東大合格者を輩出する進学校。ただ、高際伊都子校長は「まずは自分が将来、何をしたいかを見つけることが大切。(受験には直接関係ない)今回の支援をお願いしたのもその一環」と話す。
支援は6月に4回、秋以降にも4回行い、プログラミング技能だけでなく、インターネット上の仮想空間「メタバース」など、ゲーム以外にも活用もできるソフト開発も支援するという。(福島徳)