東大阪市の小6児童、言葉のいじめで約半年不登校に 「学校側の対応不十分」
市教委によると、児童は今年4月、理科室の授業で使う実験器具を運んだ際、すでに同じ器具を運んでいた別の児童から器具の返却を指示され「ちゃんとしゃべれ」と言われたことから、精神的な苦痛を訴えた。双方の児童が事実を認めており、いじめに該当する事実と認定した。
このほか、周囲から「日本語しゃべれ」「宇宙人」といわれるなど、児童が小学4年以降でいじめを受けた疑いがある事例が少なくとも4件あるとしている。
児童は8月下旬ごろから週1日程度、別教室で授業を受けている。市教委は学校側の対応に不十分な点があったとして、教員らへの研修など再発防止策を図るとした。