『日経平均が一時900円安、FRBのタカ派傾斜を警戒』へのみんなの感想まとめ
パウエル議長は、高インフレと低い失業率を挙げ、前回の利上げ局面が始まった2015年と経済状況は「大きく異なる」と指摘。労働市場の改善や景気回復を脅かすことなく「金利を引き上げる余地が十分にある」と当局者らは認識しているとした。
市場では「最近の株安に対する配慮が感じられなかった。いわゆるパウエル・プットはしばらく期待できない。利上げペースも当初は速い可能性があるとして、警戒感が強まっている」(国内銀行)との声が出ている。
SMBC日興証券の投資情報部部長、太田千尋氏は「朝方には買い戻しも入ったが、長続きしなかった。リスクオフとなっており、グロース株からバリュー株への資金シフトが続いている」と指摘。その上で「日本株はかなり調整してきており、下げピッチの速さからリバウンドのエネルギーがたまっている状態でもある。目先は2万6000円台前半で、いったんアク抜けしてもおかしくない」との見方を示している。
米金利上昇に連動し円債金利も上昇。新発10年国債利回り(長期金利)は同1.5bp上昇し0.150%と14日以来の水準を付けた。ドル/円は米金利上昇を背景に一時114.78円まで上昇したが、株安が進むとリスク回避の円買いが広がり、伸び悩んでいる。