【2023年 全国編】夏休みに見たい展覧会まとめ
*会期・内容は予告なく変更になる場合があるため、お出かけ前には公式ウェブサイトをご確認ください。
青森県の弘前れんが倉庫美術館では、大巻伸嗣の個展が開催中。大巻は、空間全体をダイナミックに変容させ、観る人を異世界に誘うような幻想的なインスタレーションやパブリックアートを手がけてきた。本展では、近年の代表作のひとつ「Liminal Air Space-Time」シリーズを筆頭に、新作インスタレーションが紹介される。
会場:弘前れんが倉庫美術館
会期:4月15日~10月9日
2019年のヴェネチア ・ビエンナーレによって世界的に名が知られるようになった注目の米国出身アーティスト、アレックス・ダ・コルテ。アジアの美術館では初となる大規模個展が開催中。ディズニー・キャラクターを始めとする誰もが知っているポップ・アイコンからデュシャンなどの著名アーティストまで、様々なイメージから着想を得て作られた映像インスタレーションは圧巻だ。詳細はレポートをチェック。清水知子によるレビューも合わせて読んでほしい。
会場:金沢21世紀美術館
会期:4月29日~9月18日
本展では、4人の作家を手がかりに、昭和期日本の写真表現が紹介される。写真におけるシュルレアリスムを説いた瀧口修造、瀧口とともに「前衛写真協会」を設立した阿部展也、ふたりに魅了され「なんでもない写真」というシリーズを手がけた大辻清司、大辻の愛弟子である牛腸茂雄。昭和という時代のなかで、4人の作家が作り上げた「前衛」に迫る。千葉市美術館での展示の様子はフォトレポートをチェック。
会場:新潟市美術館
会期:7月29日~9月24日
本展タイトルの由来は、明治生まれの詩人・高橋元吉が詠んだ詩の「咲いたら花だった 吹いたら風だった」という一節。普段は見過ごされ、忘れられてしまうような細やかな発見や驚きを見つめ直すというコンセプトのもと、川角岳大、澤田華、関川航平、船川翔司の作品が公開される。4名とも、80年代後半から90年代前半生まれの作家であることにも注目だ。
会場:豊田市美術館
会期:6月27日~9月24日