共通テスト1日目終了 思考力問う出題目立つ
大学入試センター試験の後継として導入された共通テストは今回が3回目となる。出願者は51万2581人(昨年比1万7786人減)。例年最も受験者の多い英語を含む外国語のリーディング(筆記)は46万5043人が受けた。各教科とも、受験生の思考力などを測るため、複数の資料を示した出題が目立った。
受験生には、試験当日の朝に38度以上の発熱がある場合などは追試験を申請するよう求め、不正が判明した場合は警察に被害届を出す可能性があることを予告。昨年は東京都文京区の東大前で受験生らが刺される事件が発生したため、今回は会場側と警察が連携して安全対策を講じている。
共通テストを利用する国公私立の大学や短大は過去最多の870校。追試験は1月28、29日に行われる。