『大分・宮崎の震度5強、高層階で物につかまらないと歩くのが困難な揺れ』へのユーザーの意見まとめ
【図表】日向灘が震源、各地の震度大きな揺れで倒壊した住宅の門(22日午前8時46分、大分市で)=中司雅信撮影 各地の消防などによると、大分県で6人、宮崎県で4人、熊本、佐賀、山口県で各1人の計13人のけが人が確認されている。 大分市内では、2人が重傷で、80歳代の女性が転んで腰を打って骨折の疑いがあり、80歳代の男性も腰や左脇腹を打った。 22日未明に記者会見した気象庁の束田進也・地震津波監視課長は「今後2、3日は規模の大きな地震が発生することが多くある。1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意が必要だ」と警戒を呼びかけた。地震で倒れた石灯籠(22日午前8時9分、大分市の春日神社で) 今回の地震は、南海トラフ地震の想定震源域内で発生した。規模は、専門家らによる検討会を開く基準(M6・8)未満だったが、同庁は周辺地域での地震活動の監視を強化している。 この地震では、震源から遠く離れた地域でもビルの高層階が大きく揺れる「長周期地震動」が起きた。熊本、大分、宮崎県内で、4段階中2番目に弱い「階級2」(物につかまらないと歩くのが困難)が観測された。 地震の影響で、大分県を中心に一時、約7万5600戸が停電したが、22日午前3時41分までに復旧した。 原子力規制庁によると、運転中の四国電力伊方原子力発電所3号機(愛媛県伊方町)や、九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)で異常は確認されていないという。