第69回産経児童出版文化賞贈賞式 佳子さまご臨席、3年ぶりに明治記念館で式典
大賞の「こそあどの森のおとなたちが子どもだったころ」(理論社)は、5年前に全12巻で完結した人気児童文学「こそあどの森」シリーズの番外編。著者の岡田淳さん(75)が受賞者を代表してあいさつに立ち、「約30年間一緒に走ってくださったみんなが喜べる賞。本当にうれしい」と語った。
式の冒頭で、産経新聞社の飯塚浩彦社長が「世界に悲しいニュースがあふれる時代だからこそ、未来ある子供たちのため何ができるのか真剣に考える必要がある」とあいさつ。
続いて佳子さまが「素晴らしい受賞作が、本日表彰され広く紹介されますことを喜ばしく思います」とお言葉を述べられ、受賞者に各賞が贈呈された。
産経児童出版文化賞は、次世代を担う子供たちに優れた本を紹介する目的で、昭和29年に創設。今年は昨年1年間に出版された児童向け図書など4405点の中から、大賞など8作品が選ばれた。