『「なんて神秘的で素晴らしいことなのか」雅子さまが産後の記者会見で語られたこと【愛子さまの20年】』へのユーザーの意見まとめ
【秘蔵写真】ご一家で仲睦まじく……かわいらしい愛子さまの成長ぶり
思えば20年前、愛子さまのご誕生は、雅子さま、現在の天皇陛下、上皇ご夫妻はもちろん国民に大きな幸せをもたらしました。愛子さまご成人を記念して、ご家族で歩まれたこれまでの日々を振り返ります。
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愛子さま誕生の翌日、上皇さま(当時は天皇陛下)と美智子さまが赤ちゃんに対面されました。お2人は、
「とてもよかったですね」
「いい赤ちゃんですね」
とおっしゃって、にっこりとうなずかれました。
雅子さまは、このとき愛子さまとともに宮内庁病院の皇室専用病室に移り、上皇さまと美智子さまに立ってご挨拶なさいました。食事も2日目からは普通食で、母乳のことを考えて栄養のあるメニューを召し上がっていました。
3日目からは、雅子さまが授乳されるようになりました。愛子さまは力強くお乳を吸い、泣き声は宮内庁病院の廊下の隅々にまで響きわたりました。陛下(当時は皇太子さま)は雅子さまとご一緒に夕食をとり、家族とともに過ごされたのです。
7日、内親王は上皇さまから愛子さまという名をおくられました。称号は敬宮(としのみや)、お印はゴヨウツツジ。陛下(当時は皇太子さま)と雅子さまが那須高原を散策されたときに、この可憐な花に目がとまったことからお印とされたのです。
こうして翌8日、雅子さまと愛子さまは宮内庁病院を退院し、東宮御所に戻られました。1/2愛子さま14歳に。毎年恒例、スキー旅行のためご一家そろって長野県へ。2016年3月22日、長野県長野市・JR長野駅にて。写真/毎日新聞社/アフロ 愛子さま18歳に。映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』チャリティ試写会で。2019年12月18日、東京都港区・日本消防会館ニッショーホールにて。写真/JMPA/光文社のちに記者会見で、雅子さまは出産についてこう話されました。
「誕生を楽しみに思うと同時に、無事に出産できるまでは、と不安に思うこともありました。無事に出産できたときには、ほっとすると同時に、生まれた子どもの姿を見て、ほんとに『生まれてきてありがとう』という気持ちでいっぱいになりました。いまでもその光景ははっきり目に焼き付いています」
涙ぐみながら語る雅子さまの背中に、陛下がやさしく手をあてて励まされます。
「おなかの中に小さな命が宿って、はぐくまれて、ときが満ちると、持てるだけの力を持って誕生してくる。そして、外の世界で営みを始めるということは、なんて神秘的で素晴らしいことなのかということを実感しました」
そう続ける雅子さまは、
「母親になって涙もろくなったようです」
と笑顔をお見せになったのです。
キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。
構成/高木香織渡邉 みどり