詩人・泉芳朗の日記、初公開へ 日本復帰前の住民感情記す 2022-12-08 太平洋戦争後に米国統治下に入った鹿児島県・奄美群島で日本復帰運動を主導した詩人泉芳朗=1959年に54歳で死去=が復帰前に書いた日記が、奄美市で25日に開かれる復帰69年の記念集会で初公開される。奄美市が8日明らかにした。日本復帰を望む住民の思いや暮らしぶりなどに触れており、貴重な資料という。 市などによると、日記は復帰前年の52年に執筆された。本土復帰に絡むうわさに一喜一憂する島民に向け「動揺せず初志貫徹のため共に奮闘しよう」などと呼びかけたことなどを記した。茨城県内在住の泉氏の親族が保管していた。