京都・石清水八幡宮に国連事務次長が参拝

インド出身のカレ氏は、国連平和維持活動(PKO)の運用などに取り組む国連オペレーション支援担当を務める。16日に国連活動支援のために来日し、日本の神仏を学ぶために京都と奈良も訪問した。
カレ氏は本殿を参拝し、田中恆清(つねきよ)宮司(77)から「御神矢」を授与された。その後、2人は書院で対談し、ウクライナ情勢について意見を交わした。宗派を超えた平和運動組織「世界連邦日本宗教委員会」の会長を務める田中宮司は「常に世界平和を祈り、宗教者としての役割を果たしたいと思っている」と述べ、ウクライナでの早期停戦に尽力するよう求めた。カレ氏は「戦争は人の心から訪れるもの。宮司のような宗教リーダーの役割は大きい」と話していた。(太田優)